お気楽・お気軽飲みブレンデッドスコッチのひとつ。
熟成3年ゆえの生酒っぽさがありますが、氷やソーダで食事と一緒に楽しむ分には全然大丈夫。
1杯目のソーダ割りに、ロックでつまみや食事の供に、スイスイ楽しみましょう。
グレンスタッグ(THE GLEN STAG) 40%
- 香り…ニューポットのよう。ベンゼン、メロンパン、後半は黒蜜。残り香は東ハトのオールレーズン。
- 味…軽い。とろみがある舌ざわりの後に、ピリッとした刺激。それは一瞬であとはフラット。ぶどうパンで作ったラスク。
- 総評…ウイスキーというより、ウイスキー味の焼酎を飲んでいるかのような不思議な心持ち。一部始終が穀物的。
77点
グレンスタッグはこちらのアメリカンホワイトオーク樽ノンエイジ(3年熟成)のほか、5年・12年・15年・21年などを展開しているそうです。
「牡鹿のいる谷間」を意味する名称のブレンデッドで、製造はグラスゴーを拠点とするグレン・タラ(Glen Talla)社。
同社はインバーゴードン系列(所有はホワイト&マッカイを擁するエンペラドール)に入っていることから、同グループの蒸留所のモルトが入っていると思われます。
そうなるとダルモアやジュラなどの銘柄が思い浮かびますが、アイラやスペイサイドも混ざっているようで。
アイラならインバーゴードンが1994年まで所有していたブルイックラディや、スペイサイドではタムナブーリン(タムナヴーリン)なども?
日本の輸入販売を手がけるのは富士貿易株式会社で、ボトルネックレスで前面にハイボールを押し出しています。
値段はたしか900円もしなかったような(レシートなくしました)。
この安さから考えれば、御託を並べず、ソーダで割ってグイッと行くのが正解でしょう。
あるいは食事の供として、ロックで気軽に飲み進めるのも吉。
軽さと安さがモノをいう、晩酌向けスコッチです。