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エレメンツ・オブ・アイラ、PeatとLg5を飲み比べ。

エレメンツ・オブ・アイラ2種飲み比べ

酒屋さんやBARでよく見かけるボトラーズボトル「エレメンツ・オブ・アイラ」。
2種類を飲み比べてみました。

エレメンツ・オブ・アイラ ピート(ELEMENTS of ISLAY Peat Blended Malt Scotch Whisky) 59.3%

  • 香り…燻煙ヘビーな入口から一転、意外にもスペイサイドっぽ華やかさ。うっすらとピート、大麦のクラッカー、レモン添えのワカメ。
  • 味…甘くデリケート。若い麦、ダークチョコレート、焼きパイナップル。後半に塩気を帯びたスパイスで、トドメはサンマ塩焼きのワタ。
  • 総評…良い意味でこれといったまとまりがなく、キャラクターにぎやか。アイラの骨太ではない側面が楽しめる。

一瞬のオクトモアから、後半に移行するとアードベッグに連なるイメージ。
ローバストな先入観でいくと、意外な柔さゆえ「おやっ」となるかもしれません(保管状態にもよるでしょうが)。

エレメンツ・オブ・アイラ ピート

エレメンツ・オブ・アイラ Lg5(ELEMENTS of ISLAY Lg5 Single Malt Scotch Whisky) 54.8%

  • 香り…仁丹、コンクリートのような無骨な入口。中盤からスイートに。りんごバタージャム。
  • 味…カツオのけずりぶし、出汁のきいた炊き込みごはん、ホタテ。徐々に煮りんご、パインやみかんのシロップ漬け。
  • 総評…砕けたラガブーリンの様相。入口こそシャープだが、徐々に解けてきて、やがてピートを感じなくなる締めくくり。

「Lg」との名称通り、ラガブーリン(ラガヴーリン)です。
公式サイト(下記リンク参照、英語)によれば、2022年2月現在どうやら「バッチ11」まで進んでいるようで、シリーズとして定番化したのでしょう。
個人的にはラガブーリンには多少どっしり感を求めたいので、オフィシャル16年や限定12年カスクストレングスに軍配を上げます。

エレメンツ・オブ・アイラ Lg5

「エレメンツ・オブ・アイラ」は英国のボトラーズブランド、スペシャリティ・ドリンクスの中核を担うブランド。
小ぶりな500mLボトルでお値段1万円前後からという、強気なプライシングで展開されています。
個人的にはオフィシャルを何度も飲んで堪能しまくった後で、予算が許せばこちらに行く感じですね(つまり外飲みで十分)。
そう、オフィシャル盤を漁り尽くして、ブートレグに行くような(違)。

余談ながら、敬愛するキング・クリムゾンが2014年のツアー以降、現在に至るまでプロダクトデザインに元素記号を取り入れています。
この「エレメンツ・オブ・アイラ」のエチケットラベルも同様で、このボトルを見るたびに、もしやクリムゾンから着想を得たのかな……と思ってしまうのです。

@Willow’s

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この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性