自宅飲みブレンデッドウイスキー更新。「レジェンダリー・スコット」という謎のボトル。
2020年3月に1,188円(税抜1,080円)で購入しましたが、今は若干高くなっているかもしれません。
ヨーカドー系のスーパーやセブンイレブンで見かけますので、手にとってみてください。
無難なブレンデッドスコッチを買うつもりが、この黒色の見慣れないラベルに「?」となり、思わず手に取ったんですよね。
セブン&アイ限定のキャッチとともに、「トマーティン蒸留所が製造するブレンデッドスコッチウイスキー」と記されたネックレスが付いていました。
輸入は国分グループ本社。
レジェンダリー・スコット(LEGENDARY SCOT) 40%
- 香り…控えめな中に主張あり。入口は若干のヨード。レモングラス、ミントを乗せたレアチーズケーキ。
- 味…おとなしめ。甘い穀類、紅茶、レモンケーキ。
- 総評…若草のような、ハーバルな香り。フレッシュであり、シフォンケーキのような甘さも。花見から初夏にかけて飲みたい爽やかさ。
香りを嗅いだ瞬間、「んん!? これは知ってる匂いだ」と。ええと、なんだっけと記憶を手繰り寄せ、カティサーク×ホワイトホース×ティーチャーズを足して3で割ったような印象、と咄嗟に思いました。記憶の断片があるので、最初は混乱しました。
がしかし。飲み慣れてくると、意外なフィット感にとまどうほど。ヨーカドー系のスーパーやコンビニ向けのブレンデッドウイスキーと色眼鏡で括るには、ちょっと乱暴じゃないかというくらい、いい線行ってると思います。お求めやすさがすべてを補っている。こういうの、嫌いじゃないです。
近年リリースのシングルモルトは、飲みやすさに寄せた仕上がりが多く見受けられ、いにしえのボトルの味を知る人は腑に落ちないでしょう。
いっぽうでブレンデッドウイスキーをはじめ、お気楽飲みやエントリーとしてのウイスキーは、大幅値上げせずにレベルを維持しているようにも見えます。
缶のハイボールが素晴らしい出来
いつのまにか、「レジェンダリー・スコット」は缶バージョンがリリースされていて、500ml缶を自宅飲みしてみました。
これが美味しい、まったくクセがなく、良い意味でフラット。
サントリーの缶ウイスキーも確かに良いのですが、これは焼酎みたいにニュートラルだけど、味はしっかりウイスキー。
いわばライトユーザ向けに開発されたものなのでしょうか。
買いだめして自宅の冷蔵庫で冷やしておくのもよし、新幹線や在来線特急、高速バスなどの移動時に飲るのもよし。
見かけたらぜひおためしあれ。
X(旧Twitter)を検索していたら、マスター・オブ・ウイスキーの静谷和典さんが携わっているとのポストがヒット。
廉価版ウイスキー、侮れませんよ。さらなる進化版も期待しつつ。
静谷が製作に携わっているレジェンダリースコット缶ハイボール!!
ありがとうございます!! https://t.co/PMoZ54uXeb
— バーオーナー静谷(しずたにえん) (@whisktail) August 11, 2023