ウイスキーの香味表現のひとつ「亜麻仁油」を試してみました。

アロマ・フレーバーのテイスティングノートを付けるときは自分のボキャブラリーだけでなく、そもそも知識がないと表現のしようがありません。ぼくが勉強不足なのはアルデヒド系=Aldehydic(フローラル、花のような)のもの。で、テイスターが表現しているもののポピュラーなひとつを実際に買って試してみました。この「亜麻仁油」です。

この亜麻仁油(300円)は職場近くのマルエツプチで購入。ヨーグルトにかけて味と香りを確かめてみます。どれどれ……。ふむ、「ヨーグルトが杏仁豆腐っぽくなった」のが最初の感想です。ヨーグルトがトロっと変化し、若干アーモンドのような香りを感じました。不快感は全然なく、むしろ注意深く嗅がないと匂いの輪郭が見えてきません。

ヨーグルトにかけず味見だけしてみましたが、舌と鼻が慣れてしまい、だんだんと無味無臭になってしまいます。コロンのように手につけてみても、ほとんど何も感じません。亜麻仁油もオリーブオイルのように種類や値段によって中身に差があるのでしょうか。

ヨーグルトに亜麻仁油をかけて

ウイスキー文化研究所・土屋守代表のアロマ・フレーバーのチェック項目は、184にも及びます。なかでもアルデヒド系は花様(フローラルと呼ぶもの)、ハーブ系、スパイス系(ハーブ以外)、香油系に分解されており、亜麻仁油は香油系に当たります。香油系は他にユーカリ油、コーン油、オリーブオイルなどがあり、若い酒によく傾向が見られるようです。

花様といっても、デイジーやユリのような多年草の白い花もあれば、ハリエニシダのような外来種、桜や梅などの落葉樹などさまざま。ハーブもスパイスも多岐にわたり、個別に相応の知識がないと具体的に挙げられません。

「なんとなくフローラル」「なんとなくハーブっぽい」「なんとなくスパイシー」というところから、どこまで踏み込んで分解できるか。当たり前ですが、実際にハーブやスパイスを単体で購入し、味覚・触覚・嗅覚を使って「あ、こういうやつか!」と分かるまで感じてみる。そして背景や歴史を学ぶしかないですね。その必要性を感じています。