「藝大アートマーケット」に出す学生には、もっと作品性と”売れるモノ”以外で勝負してほしい。

前頁の続き。せっかくなので藝祭2017の感想も残しておきます。「藝大アートマーケット」という、藝大生が自ら製作した品物を路上販売する試み。会場の上野公園噴水周辺、旧奏楽堂前は休日でも静かなほうなのですが、この日は人波が引きも切らず、たいへんな盛り上がりでした。

ぼくが買ったのはこのバングル(2,500円)。ああ、学生さんの名前聞き忘れた。型に鉄材を流し込んで制作しているそうで、デザインはどれもほぼ同じですが、変形自在とか(とはいえ乱暴に扱うともたない)。

プラス小冊子「藝大裏ガイド」(400円)も購入。学食「大浦食堂」の料理長インタビュー、藝大都市伝説、藝大生タイプ分析とか、どれも面白い。きちんと製作していてコンテンツも読ませてくれるものでした。大学構内で販売していた公式パンフレット(これも立派、表紙がシルバーの箔押し、紙質も◎)が600円ですから、紙でちょうど1000円。学生をちょこっとだけ応援です。

藝祭アートマーケット2017

藝祭アートマーケット2017

藝祭アートマーケット2017

お店の様子をザーッと通りすがってみたのですが、8割はアクセサリーといったところです。もう少し売る物のバリエーションに幅があったほうが、買うほうはうれしい。作り手の学生からすればたぶん「受けもよく、売れやすい」んだろうけど。指輪、ピアス、ネックレスをかなり見かけた印象。変わったところでお面がありました。

かつて大学構内に「藝大アートプラザ」という、藝大生および藝大教授陣の製作物を展示するショップがあったんです。工芸品やデザイングッズ、絵画、ポスターなどをガチで売っていて、小ぶりながらそれはそれはいいコンセプトショップで、ぼくもここで何点か購入しました。中の工事で無くなってしまったのは未だに残念、代替ショップをどこかに設置してほしい。

藝祭2017看板

アートプラザなき今、年に1回でも「アートマーケット」のような試みを大々的にやるのはいいと思いますが、出品する学生にはもっと自分の作品を前面に押し出してほしい。売っているアクセサリーの脇に自分の作品集を置いてあったりして、遠慮がちなんですよね。その場で買われなくても、気になったお客さんが後々指名買いすることだってありますよ。また来年以降に期待してます。

以下は音楽学部構内に飾られていた、御輿のミニチュアのほんの一部。美術学部と音楽学部の学生コラボで制作されるものらしいです。

藝祭2017

藝祭2017

藝祭2017