宮城峡12年。これをまだ飲めるありがたさ。

意外な出会いって嬉しいもの。これ、人との場合はもちろんだけど、ここでは当然ウイスキーの話です。

目的のお酒を求めて彷徨うのは楽しい。ただ、その場合、出会って目的を達成した(飲んだ)瞬間、満足して記憶に残らないんです。よほどの悲願や、恋い焦がれた相手でもないかぎりは。

むしろ、なにげなく入ったところでも、なじみの場所でも「まさか、ここに、なぜ、こんなものが」って発見のほうが、テンションがグワっと上がるわけです。

たまたま入った定食屋さんの有線で、お気に入りの一曲が流れてきた瞬間。あの、声にならないヨロコビにも似てるかな。

で、そういったうちのひとつ。近所なので余計にうれしい。

シングルモルト宮城峡12年(ニッカウヰスキー)

  • 香り…甘く華やか。花っぽさや柑橘系で占めつつ、麦、カスタードクリームが。かなり奥のほうに少しだけピート感がある。
  • 味…まろやかなテクスチャーでリッチ。ホワイトペッパー、ミルクチョコ。後味はショウガっぽくもありドライ。
  • 総評…かなりフルボディ寄りのミディアム。深みはあるのに、幅広く受け入れられそうな味。逆説的だが、年数ものを飲んでノンエイジのよさを認識。
  • 次に飲むのは?…余市。自分が本来好きなほうの味を再認識したいから。

@カドヤ春日テラス

宮城峡12年 カドヤ春日テラス

「春日テラス」の昨夏オープン時にお邪魔した際、これがバックバーの隅っこのほうに鎮座してるの、見逃しませんでした。ようやく今回で2杯目です。年数表記のあるニッカのシングルモルトは、もう簡単にお目にかかれない。味わっていかなくちゃね。

開栓後だいぶ経ったからか、香りが弱い気が。もっとも、カウンター向かいでグラタン(美味しいんです、ここの)を作ってたマスターが「ここまでいい匂いがしてきますよ」なんて言うくらいだから、ぼくの鼻がおかしくなってるのかも。飲みすぎ?なわけないよなぁ。