サントリーが料飲店向けに展開しているウイスキー「山崎「白州」「知多」の限定ボトルを飲んでみました。2018年2月27日にリリースされたもので、ラベルにはそれぞれの特徴から想起させる「創・遊・夢」の墨文字がデザインされています。3種類すべてカスクストレングス。山崎にはクオリティ、白州には意外性、知多にはユーモアを感じました。面白い企画商品だと思います。
THE ESSENCE シングルモルトウイスキー 山崎蒸溜所 ピーテッドモルト 49%
- 香り…やや主張あり。薫香、おがくず、後半にフルーツ缶のような甘さ際立つ。
- 味…ブルーベリー、メロンシャーベット。加水してインパクト変わらず
THE ESSENCE シングルグレーンウイスキー 白州蒸溜所 ライタイプ 57%
- 香り…華やか。石鹸、パフューム、ハチミツ。
- 味わい…ややグレープフルーツ。加水して「富士御殿場蒸留所シングルモルト17年」を思い出す。
THE ESSENCE シングルグレーンウイスキー 知多蒸溜所 ワイン樽4年後熟 49%
- 香り…複雑な酸味。バター、プルーン。後半に甘さ。若干のプラスチック。
- 味…グレープジュース。加水してキャラメル。
@Bar Atrium Ginza
「山崎ピーテッド」の控えめなピート感が良かったです。「白州ライ」にはさほどのスパイシーさはなく、むしろ華やかで甘みすら感じさせるものでした。「知多ワイン樽」は意表を突くスペックで、味わいにややクセがありましたが、3種類の中で一番面白いものでした。
なんでしょう、ロンドンのスペシャリティ・ドリンクス社が複数の樽を調合した「エレメンツ・オブ・アイラ」のような企画もののサントリー版といえるでしょうか。創造と遊び心とドリーミーに満ちた「エレメンツ・オブ・サントリー」。このシリーズは第2弾以降も展開予定とかで、先々が楽しみです。