ディアジオ(旧UD社)のクラシックモルトの西ハイランド代表、オーバン。
オフィシャルの定番をいただきました。
オーバン14年(OBAN 14 Years Old) 43%
- 香り…うっすらピート。蚊取り線香、パンケーキ、蜂蜜、ライム。
- 味…やや油っぽく、チクッとする入口。その後は甘さ優勢。バターロール、クレイジーレモン。後口はドライで余韻短い。
- 総評…どれも控えめでつかみどころがなく、それが良いバランス。
85点
@カドヤ黒門町スタンド
熟成に使っているのはバーボン樽と思われますが、その特徴は微細。
むしろほんのり乗った燻煙がくすぐったい感じです。
バイプレーヤーばかりの群像劇を見ているかのよう。
そう、オーバンって主役たるキャラクターがいないんです。
みんな控えめ。
個人的にオーバンをなぜ素通りしがちなのか(失礼)。
それはシングルモルトな個性よりも、控えめキャラが集まったからでは、と思うのです。
秀逸なブレンデッドウイスキーほどスルスルと飲め、感想としては「ただウマい」だけ。
オーバンにはシングルモルトらしからぬ中庸があります。
いや、中庸どころか内向的ですね。
そしてそれこそがオーバン14年の特徴なのです。