「新しい文章力の教室」を読んで。文章に携わる人なら当たり前。問題はそれを平易に解説してくれる人が少ないこと。

ブログのスタートアップ講座でプレゼントされた本、読みました。

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」(唐木元著、インプレス、税抜1,300円)

新しい文章力の教室

 

著者の唐木元さんは、雑誌の編集とライティング畑からニュースサイト「コミックナタリー」の初代編集長を務めた方です。

ナターシャの社内で、未経験の新入社員に文章指導を行っていたという著者だけに、この本は「実用書から学ぶ」というより、横書きの「テキストをこなす」ような感覚で読めました。

書くのは衝動的にではなく、主眼(テーマ)と骨子(要素、順番、軽重)を決めて。一文は短く、重複表現や体言止め乱用、主観の押し付けへの注意喚起。こうしたことは読み物の執筆や編集にかかわる方なら普通のこと。ですが、この「普通」を誰もシェアしない。だから、唐木さんのような「惜しみなくナレッジシェア」する方は重宝されるし、おそらくこの人は、リアルでも相当教え上手のはずです。

いい文章とは「完読される文章」とか、主眼と骨子を組み立てる技「構造シート」とか、文章構成の逆三角形型をさらに噛み砕いた「サビ頭」とか。キャッチーでスッと入るノウハウ表現、勉強になりました。

職場にはどういうわけか、未経験の20代が入ってきてくれます。しかも中には「雑誌をやりたい」と言ってくれる子も。斜陽なのに、うれしいじゃんか。彼ら彼女らが端緒をつかめるよう、とっつきやすいこの本を教材としてプレゼントするのもいいですね。

新しい文章力の教室