本坊酒造といえばマルス信州蒸留所ともうひとつ、マルス津貫蒸留所があります。
津貫蒸留所のある鹿児島県から南南西に約60km、高速ジェット船で約2時間40分で、世界遺産の屋久島に行けます。
こんにちは、hirokiです。
今日は屋久島で熟成されたシングルモルトのことを少し。
シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エージング Bottled in 2020 53%
- 香り…アーモンドチョコレート、グレープフルーツ、レモン、後半に若干の硫黄。
- 味…夏みかん、メントール、レモングラス、ハーシーのチョコレート、ナッツ。
- 総評…フレッシュで若々しい。溌剌した柑橘の押し出し、チョコレートの甘みが混じり楽しい。
@Craft Japanese Malt Whisky SAKURA(グランスタ東京内)
87点
東京駅の駅ナカにできたウイスキーバーでいただきました。
マルス信州蒸留所で蒸留した原酒を、本坊酒造が所有する屋久島エージングセラーに運んで熟成。
その中からバーボンバレル熟成の原酒中心に構成したノンエイジです。
ピートスモークは感じられず、強いていえば後引けに硫黄っぽさ。
若干ですが、台湾シングルモルトの「カバラン」を彷彿させるものがありました。
信州蒸留所の「シングルモルト駒ヶ岳」「越百」「信州」は、どれも根底には同じ香味を感じられるのですが……。
この屋久島エージングは180度異なるもので、驚かされました。
熟成地の違いで、こんなに与えるインパクトの強弱があるものでしょうか。
繰り返し飲みたい衝動に駆られましたが、後ろ髪を引かれる思いで辞去したのでした。