モリソン&マッカイ社によるシリーズ「ビジュアルフレーバー」の短熟カリラをいただきました。
写真にあるラベルの通り、イラストでウイスキーのフレーバーが一目瞭然にわかるシリーズです。
このアイラのカリラ6年を表すと、「生ハム」なのだそうです。どれどれ。
ビジュアルフレーバー カリラ 6y 2012 61%
- 香り…りんごの皮、硫黄、肉の脂身、ホタテ焼き、冷蔵庫に放置していた豚バラ肉。
- 味…ミディアム寄りのライトボディ。アスパラガスのベーコン巻き、鰹節。
- 総評…肉っぽい=ミーティでサルファリーなモルト。寒々とした海岸で保存食を焼き焼きしているイメージ。
@日下部
アイラ系のシングルモルトで、「おやっ?」と感じることはあまりないのですよね。
言うまでもなくヒースが堆積している土地柄ゆえ、概してスモーキーでピーティですから。
アイラモルトの場合、むしろピート香や燻香が和らいでいる、控えめであるほうが個人的には記憶に残ります。
たとえば「ブナハーブン」や「カリラ17年 アンピーテッド カスクストレングス」などです。
で、いただいた2012年版のボトラーのカリラは6年熟成。
樽はリフィルホグスヘッド、シングルカスク&カスクストレングスです。
生ハムのイラストがデカデカとラベリングされていますから、ニュートラルからテイスティングしようにも、先入観を持ってしまいます。
なるほど、言われてみればハムっぽい?
というよりも、季節はずれの曇天の海岸で、(生鮮食品ではなく)保存していた食材を焼いている……そんなイメージがわきました。
それにしてもカリラって、オフィシャルはもとより、数多のボトラーズからバリエーションが豊富に出ていますよね。
同じ銘柄でもひとつひとつ微妙に個性が異なるボトルの探検、楽しいです。
私事ですが、このカリラ、飲んだことを失念してました。
iPhoneのメモ帳を整理していたら、ちょっと前に付けたテイスティングメモを発見し、こうしてブログに記録することができたのです。
相当酔っぱらってたんでしょうけど、メモはしてるという……なんともはや。
酔っぱらいって、ホントやーね。