週末を利用して長野に劇団四季の『コーラスライン』を観劇してきました。
前回公演から約4年ぶりですよ、もう待ちかねました。
こんにちは、hirokiです。
今日は『コーラスライン』という作品が好きな人、劇団四季版『コーラスライン』を知っている人に向けて少し。
数年に一度、公演のたびに観ている人はご存知でしょうけど。
この劇団四季の『コーラスライン』は前回、前々回からキャストが大幅に入れ替わり、一気に若返った印象です。
なかでも素晴らしい輝きを放つキャストがいて、特に三平果歩さんがヴァル役で再登板することを期待したのですが、それはさすがに叶わず(大阪で公演中の『リトルマーメイド』ヒロイン、アリエルですからね)。
前回から引き継いでいる俳優は、見ただけでざっと6人。
ライン上に立つ俳優は17人ですから、3分の1が入れ替わっています。
三平さんがラインに立っていようがいまいが、今回の全国公演はライン上に立つ俳優は男女とも一様にフレッシュな印象。
2013年まではシーラを増本藍さんが、前回まで2016年まではキャシーを坂田加奈子さんが演じていて、アダルトな雰囲気があったのですが。
若返りといえば聞こえはいいですが、大人の印象が薄らいでしまうマイナス面もあります。
個人的に目を引くのは恒川愛さん(シーラ役には若い、もう10年後でもいいのでは?)と、キャシー役で新たに加わった宮田愛さんの美しさに魅了されました。
とにかく『コーラスライン』という演目が好きなんですよ。
「ONE」に代表される劇的な楽曲はもちろん、あらゆる人間ドラマをすべて凝縮したといっても過言でないストーリーです。
劇中劇ならぬ劇中オーディションの中に包含された青春群像劇であり、思春期、親子関係、仕事論、性的マイノリティ(LGBTQ)、ラブストーリー……全部が詰まっているんですよね。
四季の『コーラスライン』は偶然にも自分の人生の節目、転機のタイミングで公演されることが多く、観るたびに「おまえはどうなんだ、それでいいのか」と突きつけられているようなんですよね。
観るたびに発見と、我が身に猛省を促す作品なのです。
今回の全国公演、できるだけ見に行きたいと思ってます。