軍服が似合う柚香光さん率いる『はいからさんが通る』を観てきた。

花組『はいからさんが通る』(2020年)

東京宝塚劇場で花組公演『はいからさんが通る』を観てきました(〜2020年11月15日)。
結論から言えば、花組の新トップスターである柚香光さんの代名詞的作品になるであろう舞台でした。

こんにちは、hirokiです。
今日は久々に見た花組公演『はいからさんが通る』について少し。

2017年の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、日本青年館公演に続き、主演と一部キャストをそのままに大劇場にスケールアップしての再演です。
幸運にも今回初めて観劇できました。
原作となった大和和紀さん同名コミックは、全く知識なし(題名を聞いたことがあるくらい)。
ですが、ひじょうに楽しめました。

軍服が日本一似合う女性、柚香光さん

ドイツ貴族の末裔で陸軍少尉の伊集院忍と、その許嫁・花村紅緒が織りなす波瀾万丈のラブストーリー。
柚香光さんほど軍服の似合うジェンヌ、女優は他にいませんね。
原作の大和先生が「三次元少尉そのもの」(プログラム)と絶賛するのもわかります。

なんといっても、柚香さんのセンター感がすごい。
目を引くルックスとスタイルは確かに以前からおなじみでしたが、以前からこんなにオーラがあったっけ。
「立場が人をつくる」と言いますが、柚香さんもそうなったジェンヌかもしれません。

伊集院忍という役はトップスター誰もが演じられるわけではなく、柚香さんだから成り立った。
ルックスとエレガントと、そしてどこかナイーブさを秘めている伊集院という役は、そのまま柚香さんのパーソナリティに繋がるように見えます。
ぼくは初見ですが、それくらいハマり役で当たり役だと思います。
おそらく「柚香光といえばこれ!」とファンが真っ先に思い浮かべる代名詞的作品になるのではないでしょうか。

純和風の華優希さんの魅力全開

原作知らないものですから「はいからさん」とは、てっきり伊集院少尉のことかと思っていたのですよ。
イケ好かないキザ野郎を「はいからさん」と呼んで蔑んでいた紅緒が、いつしか恋に落ちる話だと真面目に思ってましたが、どうやら違ったようです。
紅緒さんのことだったとは……。

で、この紅緒さんを演じる華優希さんが、また良い。
竹刀をブンブン振り回し、酒乱で、勝気に見えて実は心優しいというヒロインにぴったり。
このカップリングは奇跡的で、大和先生だけでなく、原作ファンも納得だったのでは?

娘役が活躍する芝居

上級生からロケットに至る下級生まで、なるだけ多くの人を見ようと防震双眼鏡を覗き込みました。
花組も人材多彩ですね。
長髪の瀬戸かずやさん、侠気の水美舞斗さん、雪組から移った永久輝せあさんはもちろんですが、今回素晴らしいのは娘役さんが活躍する舞台であること。
最近はエトワールも男役さんが務めるなど、娘役が目立ったり、男役と対等に場面を持ったりすることが少ない気がします。
エトワールを務めた音くり寿さん、トップ娘役として再び雪組に移る朝月希和さんが、印象的ないい役を演じていましたね。

いやぁ、「ザ・少女漫画」の世界観、楽しませてもらいました。
許嫁が恋敵として登場する物語は多いですが、そうではない極めてまっすぐなストーリー。
登場するのはは好人物ばかりだし、安心して見られる作品ではないでしょうか。

ひとつだけ言わせてもらえば、

「伊集院少尉みたい軍人、いてたまるか」

と。
眉目秀麗で、気風が良くて、タフで腕が立って、人望があって、おまけに優しいときた。
男ですんで、そういう野暮なツッコミをしちゃいます。
まぁいいんだけどね、あはは。

ここ最近、星組以外疎かで久しぶりに生で他の組を観ましたが、楽しい発見ありまくりでした。
花組のみなさん、ラストスパート!

この記事を書いた人

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性