周知と羞恥。

SNSやネットで、オウンドメディアの事例や集客についてのタイトルを目にすると、記事を見に行かずにはいられません。自分(自社)のサイトやメディア運営にかかわっている人で、ページビュー(PV)やセッション数、ユーザー数、直帰率などの諸データを気にしない人はいないでしょう。

数字は重要です。大事です。あらゆる言葉も、数字の具体を用いることで、事実を確固たるものにし、説得力を帯びます。本で「ベストセラー」なら何万部売れているのか、映画で「大ヒット」なら興収はいくらか、「アルファツイッタラー」ならフォロワー数、などというように。

どのような人でも、その数字を上げるべく施策を講じますよね。ぼく自身、こんな個人的なブログにおいてですら、最近ようやくSEOや、相手(読み手)目線での記事を意識するようになりました。ま、それでも、内容はといえば酒ログ中心の身辺雑記なのですが……。

このブログは開設から4年目、PVもUUも上昇してはいるのですが、爆発的にでなく、「地味ぃに、堅調に推移している」ような具合。そんななかで先日、個人的にtwitterをフォローしている安達裕哉さんの記事(有料note)を拝読しました。安達さんはメディアやコンテンツ作りでひじょうに参考になる記事を公開していて、下記事「PVを伸ばすには?」のような、ウェブマスターなら誰もが経験するお悩みに対しての答えも明確です。

この記事の中で、解決策の一つに「流入経路を増やす」との言及があり、考えさせられました。これ、世の中の運営管理者には当たり前でしょうけど、個人的にはハードルが高いのです。

理由は単純で、知られたくない一面もあるから。「SEOを意識している」と上で言った舌の根も乾かぬうちに、思いきり矛盾していますが。なんというか、知人やフォロワーに、都度周知・拡散するのは抵抗があるのです。影響なんて、たかが知れているとわかっていても、です。この辺は、エッセイの名手・酒井順子さんが著書『泡沫日記』(集英社)で、「精神的ストリップのような行為」と見事に言語化(fujiponさんの下記事参照)してくれていて、まさにこれに尽きます。

いっぽうで。たとえば堀江貴文さんは自著『多動力』(幻冬舎)のなかで、「はっきり言おう。誰もあなたに興味はない」と言いきっていて、自意識にとらわれる小者の背中を押してくれるのですが……。この「拡散希望、拡散上等的な流入経路の拡充」は、未だ抵抗があるんです。見てほしい、知ってほしい。けれども見られたくない、バレたくない。この矛盾ほんとバカみたいですけど、開き直る=呪縛が解くには……まぁ、シェアを実践してみるしかないですね。

ほんとうは知りたい人だけ知ってくれれば、つまり、今これを読んでくれてるあなたに届けば、それで十分なのですよ。

この記事を書いた人

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性