ニッカ セッション、異なる個性を結束。

遅ればせながらニッカの新ブランド「セッション」をいただきました。
余市、宮城峡に加え、スコッチのベンネヴィスを混ぜたヴァッテッドモルトで、グレーンは未使用。
2020年9月29日発売、700mlボトルで希望小売価格は3,300円(税抜)です。

ニッカ セッション 43%

  • 香り…控えめな主張。もくもくと燻香、レモン、クリームパン、アップルパイ、若干のシナモン。
  • 味…甘さ優勢。堂島ロールやメレンゲのクッキー、後口はやや甘草の苦味を伴う。
  • 総評…バラバラなモルトをよくぞ一つに束ねたというブレンド。それでいて紛れもなくニッカ印。

85点

@Willow’s

ニッカ セッションをテイスティング

結論からいうと、ひじょうに穏やかであり、味わいもまずまず。

第一印象としては最初に余市の燻煙が漂い、その後うっすらと続行。
ほどなく宮城峡や、ペンネヴィスが見えてきて、その陰影が徐々に濃くなっていきます。
余市特有の燻煙は少しで、割合としては余市1、宮城峡3、ベンネヴィス6といったところかなぁと推測。
コスト的にもその辺が見合うんじゃないでしょうか。

この「ニッカ セッション」開発に携わった同社ブレンダーの女川裕司さんは、それまでビールや焼酎の研究を担っていて、2018年にブレンダー室に異動。
今回初めてウイスキーのブレンドに取り組んだのだとか。
なるほど、これからの時代に求められるものとして、軽い酒質にしたのかなとうなずけます。

ニッカのヴァッテッドモルト(ブレンデッドモルト)といえば、未だ「竹鶴」を想起しますが、このセッションが事実上の後継に当たるのでしょうか。
あなたのお近くの酒屋さんで見かけます? うちの近くは皆無ですね。
当然ながら、バーなどの飲食店優先で流通させているのでしょう。

点数(85点以上を個人的オススメとしています)は、これからの量産とさらなる改良に期待を込めて。
正直「ワールドブレンデッド」なるコンセプトには乗り気ではありませんが、不足といわれる昨今の情勢では仕方ありません。
できる範囲で最大公約数をねらうメーカーさん、応援したいです。

この記事を書いた人

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性