多数のシングルモルト銘柄のなかで、存在を知りながらも素通りしがちなウイスキーがトマーティンです。
失礼な話ですが、嫌いなわけでは当然なく。積極的に飲もうとしないんですよね。
でも、先日偶然いただいたトマーティンはなかなかステキでした。
こんにちは、hirokiです。
というわけで、今回いただけたボトラーのトマーティンのテイスティングメモを少し。
ザ・モルトマン トマーティン21y 1997 49.8%
- 香り…柔らかい甘さ。折箱。メロン、洋梨などのフルーツの後に、応接間のペルシャ絨毯。
- 味…ミディアムボディ。入口のキックは弱いが、中盤からメロンが前面に。オランジェット、アーモンド。
- 総評…香りに折詰弁当の容器のような、木とプラスチックが混じった感じも。それを通り抜ければ、あとは最後までフカフカの飲み心地。
86点
@Moon Shine
トマーティンといえば宝酒造が所有する蒸留所としてつとに有名ですが、換言すればそれ以外に形容できるものって……?という感じも。
ですが、1985年の宝酒造買収後は年間300万リットルと少量生産に舵を切ったことで、以前にも増して良質になっているのは間違いないようです。
1997年蒸留のこちらは家族経営ボトラー、メドウサイド・ブレンディング社によるボトリング。
ラベルにリフィルホグスヘッドとだけ記載していますし、飲んだ感じも軽やかでバーボン樽の良いところが抽出されてるなぁと。
もうメロンがぎっしりで、その芳香だけで十分すてきです。
個人的に最近ハードリカーに若干疲れ気味なので、このトマーティンのように「飲み疲れしない」方面に行きそうだと自分で思います。