ライトテイストでもコッテリでもない、ほどよい甘さに引かれました。
いくらマーケティング事情とはいえ、これがもう旧ボトルだなんて、移り変わりが激しすぎやしませんかね、
ベンリアック12年 シェリーウッド(BenRiach SHERRY WOOD 12y) 46%
- 香り…ヘザー、皮革、ナッツ、マジパン、レーズンバター、ミルクチョコレート。
- 味…紫の花、ビクトリアケーキ、コーヒー&クリームに添えたくるみ。
- 総評…穏やかな甘さ。後口で朧げにドライフルーツが見えてくるのが堪らない。
85点
@カドヤ黒門町スタンド
ちょっと前にいただいたものを改めてテイスティング。
「シェリー樽系」とひと括りにするのは乱暴だなと自戒させられました。
このベンリアックくらい優しいアタリであれば、デイリーにしたいですが、お値段がモンダイ。
というか、このボトル自体すでに終売で、新しいボトルに代替わりしています。
ラベル裏の説明によると、シェリー樽で熟成させた原酒を、オロロソやペドロヒメネスの樽で後熟して混和。
シェリー樽の先入観に惑わされると何ですが、イギリス菓子の宝庫といった感で、シェリー樽オンリーにもかかわらず、出しゃばりすぎないチューニングがさすがのテクニック。
甘さ優勢なクラシックな洋菓子、あるいはイングリッシュフルーツケーキっぽい風味を感じさせるのがよろし、でした。
ベンリアックは2021年にラインナップを一新し、ラベルデザインも装い新たになりました。
まだお目にかかれませんが、見かけたら記憶とともに比較してみます。