鈴本演芸場の年末特別興行「一発逆転 千両富くじ!暮れの鈴本富久まつり」の最終日を観てきました。
「富久」を7人の落語家が演じるという催しです。
曲独楽 紋之助
時そば さん喬
鯛 はん治
換気のための小休憩
漫才 ロケット団
ぞろぞろ 龍玉
フェルナンド 百栄
休憩
ものまね 小猫
掛け取り 歌奴
金明竹 馬石
紙切り 正楽
富久 菊之丞
毎年12月、鈴本は暮れの定番「芝浜」しばりの出し物をしていますが、今年は聴きに行けず。
代わりにといってはなんですが、週末の空いた隙をぬって行くことができました。
「富久」は誠実だが、酒グセの悪さが玉に瑕の幇間が、無理やり買わされた富くじを当てる噺。
富くじは家の神棚に大事にしまっていたものの、火事で家は焼けてしまい……さて、どうなる?
聞いてみて、「あ、これは人情噺でもあるんだな」と気づかされました。
だいたいにおいて落語はそうなのですが、まったくイヤな人物が出てこないどころか、皆いい人なんですよね。
人が人であること、人間性というものを柄にもなく考えさせられた2020年でしたが、縁起のいい話で2020年を終われてよかった。
今年は変な1年でしたからね。