2021年(令和三年)の鈴本演芸場正月初席の第三部、三日目(1月3日)を観てきました。
曲独楽 三増紋之助
代脈 柳家小平太
狸札 柳亭燕路
漫才 笑組
安兵衛対面 宝井琴調
からぬけ 古今亭志ん橋
ギター漫談と音楽 ペペ桜井&のだゆき
新版三十石 桃月庵白酒
親子酒 柳家小里ん
粋曲 柳家小菊
つる 柳家権太楼
休憩
壽獅子 太神楽社中
初天神 春風亭一朝
ものまね 江戸家小猫
ウルトラのつる 柳家喬太郎
紙切り 林家正楽
浮世床 -将棋- 柳家三三
この日は仲入り前に権太楼さんが「つる」を。
圧巻はその後で、ウルトラマン好きの喬太郎さんが「つる」のパロディーで「ウルトラのつる」。
隠居と八っつぁんのやりとりを、ウルトラマンシリーズの由来・変遷に置き換えるとんでもない話。
断片的にしか「ウルトラマン」を知らないので置いてきぼりを食らわされつつ、ところどころ織り込む権太楼さんのモノマネにも呆気にとられました。
まさに鬼才であり、「シュワッチ!」と腕を伸ばしながら高座を下りていくサービス精神満載の喬太郎さんでした。
正楽さんの紙切りも「つる」つながり、トリの三三さんはまくらで喬太郎さんを暴れっぷりに触れつつ、「浮世床」の将棋編。
キセルの雁首と吸い口を繋げ変えられ、吸えない&アチチを延々繰り返す粗忽のデフォルメが愉快。
権太楼さんに端を発した演目つながり……やっぱりLIVEは楽しいですね、ほんと生き物だわ。
そそ、前半はペペ桜井さん&のだゆきさんの共演で「春の海」、昨年に続き2年連続で聴けてびっくり。
毎年の初席恒例として定番なのかな。
あと、今年は小三治さんがいらっしゃらないですね。
流行り病のリスク回避、でしょうか。