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メディアを名乗りたきゃケチるなよ、という話。

取材に協力した際に出した料理の代金を払わない地域メディアに対し、怒りのツイートをした外食店オーナーの投稿を目にしました。
これについて門外漢のぼくの意見・立場ははっきりしていて「払わないメディアがどうしようもない」ということ。
半面、考えさせられた投稿でもありました。

下リンクの記事に詳細が記されています。

「考えさせられた」というのは2点。

1. Webコンテンツ作りの立場として考えるなら

仕事をしている自分の今の立場は「サイトを作る側」ゆえ、経費・コストを安く抑えたいという地域メディアの気持ちは理解できなくもないです。
ただし、これは持論ですが、諸経費を安く抑えたメディアは相応のものしか作れませんよ、と。
そこをSEOはじめとするテクニックでカバーするのがWebの正義ですが、それだけでは大手マスコミのオールドメディアに太刀打ちできるはずがありません。
オールドメディアは、有象無象のメディアをブランド力で圧倒するだけでなく、取材ノウハウで一日の長が当然ある。
加えて、ある程度は人材にまだ経営資源を投ずることができます(厳しくなっていることは確かですが)。

安上がりに何かを作ろう、Googleに認めてもらおうというのは、虫のいい話で。
うまくいったとしても小銭が入ってくる程度なのです。

2. もしも取材を受ける側として考えるなら

この飲食店オーナーは、問題提起以後「お金を払わないメディアは取材に来なくなった」と話しています。
これにはむしろ「その選択は正しい」と応援したくなりました、門外漢から言わせてもらいますが。

たしかに直近では客足に影響があるかもしれません。
でも長い目でみた場合、得られる情報に対し、きちんと対価を払うお客さんのほうが良いのでは(お店側が望むなら、ですが)と思うのです。

メディアや見込み客に対し、高飛車に出ろという意味ではなくて。
出るメディアを取捨選択していいし、客を決めるのも他でもないお店です。
全方位にヘイコラする必要などないのです。

出るメディアを選別することは、ブランディングにも作用します。
むしろ「出ない」ことによって神秘性を高められることもあるでしょう。

だからね、地域メディアや弱小メディアの方々は、「宣伝してやるのに取材に協力してもらえないとは」と立腹している場合ではない。
実力を弁えなきゃ。
それになんというか、シワいって惨めだね。

相手に対し、謝礼も含む礼節を尽くしたうえで、「おたくなら喜んで出ますよ」と言ってもらえるように、がんばりましょう。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性