落語協会の新作落語の鬼才ふたり、ありそでなかった二人会。
オンライン配信も兼ねていましたが、ネタからきわどいアフタートークまで大笑いでした。
一. 家見舞 喬太郎
一. リアクションの家元 百栄
仲入り
一. 夜の慣用句 喬太郎
一. トーク 喬太郎 百栄
2025年7月19日19時開演 文藝春秋西館地下ホール
折しも参院選投開票前日、前の仕事の有楽町から麹町に来たという喬太郎さん。選挙の演説でにぎわう有楽町と違って麹町は静かというマクラ等々からの古典。
百栄さんはマクラで喬太郎さんとのなれそめを。喬太郎さんの二つ目時代に鈴本の早朝寄席で客として見た話、入門後NHKの番組『小朝が参りました』若手大喜利コーナーで共演したエピソードなど。
『リアクションの家元』はお笑い芸人のリアクションを「道」として、ついに家元によって芸人が指導される世界の話。
熱湯を浴びせられたり、マシンガンで撃たれたりと面白いリアクションと認められるまで散々な目に合う弟子の運命は?
漫談のようなマクラが乗りに乗る喬太郎さんの二席目を経ての質問コーナーは、百栄さんによる弟子入り秘話。
師匠である栄枝さんと米ロサンゼルスで初対面を果たしてから、立川流を経て栄枝さんに弟子入り志願し、さらにそれがすんなり行かなかったエピソードまで驚きの連続です。
百栄さんが披露したこれらの話は喬太郎さんも初耳だそうで、「楽屋ではこういう話はあまりしないので」と大笑い。
もしも立川流に百栄さんが行っていたら、全く違う芸風になっていたのかもしれませんね。
人に知られざる歴史あり。
2025年7月26日まで配信中です。よろしければ。