「ザ・桃月庵白酒 其の七 ライト」に行ってきました(2021年2月20日、よみうり大手町ホール)。
寿限無 白酒
船徳 白酒
休憩
新版三十石 白酒
井戸の茶碗 白酒
「船徳」「井戸の茶碗」の2席ネタ出し、もう2席はお楽しみという会。
前回まではなかった「ライト」という文字がタイトルに付いたのは「軽く」という意味です、とのジャブから。
流行り病の陽性から帰還した白酒さん、回復したにもかかわらず落語会でキャンセルされたり、かと思えば何事もなかったかのように扱われる。
心配の仕方は人それぞれだと白酒さん特有のぼやき節。
1席目はまさかの「寿限無」、でもこの噺を真打で聴けることがあまりないのでなんかうれしい。
2席目の枕で配信であればここで離れられてしまうと「寿限無」に触れ、この言い立ては変なところにブレス入れると飛んでしまう恐れがあるのだとか。
意外であり、なるほどと思えもしたり。
「金明竹」とか「大工調べ」とか、演目の大小にかかわらず得手不得手があるのかもね。
白酒さんの「船徳」は軟弱ワガママ逆ギレな若旦那キャラ。
さらっとした「新版三十石」を経て、正直者しか出てこない「井戸の茶碗」で締めくくり。
ソーシャルディスタンスを保っての1席空けでの客席と規制退場、演目の貼り出しなしなど、まだまだ慎重を期さねばならない状況ですが。
とにかく元気な白酒さんを見られてよかったです。
枕の毒舌はちょっとブログでは書けない過激さがありますが、個人的にはこれを聴かなきゃやってられないのです、特に今のご時世は。