わりとヘヴィなアイラモルトなイメージが個人的にあるラガヴーリンですが。
こちらは重軽の中間でした。
ラガヴーリン10年(Lagavulin 10 years) 43%
- 香り…穏やかなピート、仁丹、後にバニラや樽っぽさ。
- 味…アーモンドキャラメル。わずかに塩気、その後タルトタタンで締めくくり。
- 総評…飲みやすく、また意外に甘く心地よい。今後の銘柄の方向性を予感させるひとつ。
88点
@LEAP BAR
個人的には、すごく好きです。
重すぎず軽すぎず、素晴らしいシーソー!
欧米市場では質実剛健よりも比較的軽妙なウイスキーが好まれているそうですが、この10年はパイロット版や観測気球と言うにしては、いささか出来すぎの感があります。
お菓子が加わったラガヴーリンと言うべきか。
樽は複数のアメリカンオークを用いたもので、どうやらこれが奏功した模様ですね。
このレシピで定番化アリなんじゃない?
2019年のアイラフェスで出され、同年から空港免税店向けに供給されている10年物です。
スタンダードは16年だけでしたが、設立200周年記念リリースの8年も定番化。
その他カスクストレングスの12年など、ラガヴーリンは限定ものをたびたび見かけます。
ディアジオの巨大資本を生かした、さらなるチャレンジを見たいところ。
「こんなのどうよ」的なリミテッドからの定番化を期待します。