自宅飲みシングルモルト更新。ここのところ浪費が過ぎるので、懐にやさしい「ティーチャーズ」を買いに近所のリカーマウンテンに寄ったところ、想定外の買い物をする羽目に。はい、こちらです。
カバラン ディスティラリーセレクト
- 香り…ツンとくる南国の雰囲気。バナナ、パイナップル、樽香、スペアミント、和室の簾。
- 味…トロピカルフルーツ、生姜、ドライマンゴー、カシューナッツ。
- 総評…オイリーでナッティ。だが飲みやすく、それでいてディープ。夏のデザートモルト。バニラアイスクリームと。
2018年9月3日発売の新商品を、リカマンが1カ月先行発売とのこと。で、僕の顔を見るなり勧めてきたスタッフさんにつられて、ふらふらと買ってしまいました。もぉーーー。
金車のカバランにせよ、南投のオマーにせよ、台湾ウイスキーの南国感は非常にわかりやすくて好き。南国感といっても南米のそれではなく、東南アジアの亜熱帯を想起させる味わいと香りなんです。
とはいえ謎のノンエイジ。どうかなと半信半疑でしたが……これは良いですよ。価格4,500円(税抜)とコスパもまずまずで、シングルモルトの自宅用としてうってつけです。
カバランは台湾ウイスキーの大吟醸路線(たとえが変ですが、灘の「浜福鶴」という地酒を思い出させます)というか、高級路線に乗っている感じ。昨今のウイスキーブームも拍車をかけているのか、カバランはトゥーエクスペンシブだなぁと思ってたら、そのカジュアルなセカンドライン的商品をリリースしてくれましたね。
全体的にまとまっていて、深みも◎。なのに飲みやすい。スペックは不明ですが、バーボン樽熟成を主体に、シェリー樽の若めの原酒をヴァッティングしているのかもしれません(あくまで推測、分かったら書き直します)。
これはカバランのテストケースでしょうか。廉価版のバリエーション、もっと求めたいですね。たくさん売れますように。