2020年5月に「シングルモルト長濱」をリリースした長濱蒸留所(滋賀県長浜市)。
シングルモルトはバーボン樽とシェリー樽、さらにミズナラ樽の3種類で、いずれも3年熟成を経たもの。
限定リリースという希少性もさることながら、品質への自信が1万円台というプライシングにも表れているのでは。
こんにちは、hirokiです。
その長濱のウイスキーになる前、ニューメイクのピーテッド版を遅まきながらいただいきました。
結論から言うと、これは良いですよ。
そのテイスティングメモを少し。
長濱ニューメイク ヘビリーピーテッド 59%
- 香り…早く摘みすぎた柑橘類。パイナップル、キウイなど。後方ほのかに宇津救命丸。
- 味…辛子蓮根、カリフラワー、ホワイトアスパラガス、サラダレタス。
- 総評…ピートは薄張りで、むしろ青果を感じさせる。でもこれって理想的なウイスキーの原型かも?
ニューメイクにつき点数つけず
@カドヤ黒門町スタンド
むーん、これを「ピーテッド」と言うなら、相当間口の広い、ウケの良い(=飲みやすい)ウイスキーになるのでは?と期待できます。
もっとも、ぼくがいただいたタイミングは開栓から少し時間が経っており、ニューメイクの刺々しさは和らいでいると思われます。
それを以っても飲みやすさは相当なものではないかな、と。
裏を返せば素地が出来ている証であり、熟成後が楽しみとしか言いようがありません。
このニューメイクは、個人的に白系の野菜を感じさせる味わいがあって、それがニューメイクの”あらばしりっぽさ”と言われればそれまでですが。
なにかウイスキーとは別物のリキュール……たとえばドライベルモットや、カクテルの「マイ・タイ」を飲んでいるような感覚にもとらわれました(謎)。
長濱蒸留所はいずれ訪問したい蒸留所のひとつですが、個人的には自宅でミニ樽熟成させたことを思い出します。
またやってみたいですね。