クラウンローヤルはシーグラム社が建造したカナダのギムリ蒸留所(マニトバ州ギムリ)で造られるウイスキーです。
シーグラムは酒類事業から撤退し、現在はディアジオが蒸留所を所有しています。
シーグラムといえば「ロバートブラウン」「エンブレム」など、キリンシーグラムブランドとして慣れ親しんだファンも多いことでしょう。
今回カナディアンのクラウンローヤルのうち、12年物をいただきました。
なかなかどうして、これがうまかった。
クラウンローヤル スペシャルリザーブ(Crown Royal RESERVE) 40%
- 香り…デパート1階の香水売り場、チェリーのティラミス、後ろにオーク。
- 味…軽くて上品、艶やかなブランデーのよう。チェリーのコンポート、グレナデンシロップ。
- 総評…ナイスなオールラウンダー。これでマンハッタンを作ったら良さそう。だが最初はストレートで試してほしい。
87点
@カドヤ黒門町スタンド
デコラディブなボトルデザインも目を引くクラウンローヤルです。
同じ北米でもバーボンとこうも異なるものかと。
甘いけどベタついてなく、飲みやすいけどじんわり上品な余韻があります。
なーんて思いながらあっという間にグラスを空にしてしまったのですが……とにかくスルスル飲めて最高です。
軽いウイスキーがお好みなら是非。
かねて個人的に目標にしていることがあって、そのひとつが
「美味しいカナディアンに会いたい」
というものです。
なんてことはない、近くにあるじゃないですか。
カナディアンは同じ北米のバーボンに引き換え、地味というか、存在をスルーされがちに見えます。
でもこれほど飲み手を選ばないウイスキーは、スコッチやバーボンとはまた違った魅力があると思うんですよね。