スペイサイドモルトのインチガワーをいただきました。
ファンにはおなじみ「花と動物シリーズ」のうちの一つです。
インチガワー14年(Inchgower 14 Years Old) 43%
- 香り…レモンピール、蜂蜜、ミントの乗ったトライフルロール。
- 味…ライトボディ。ヌガー、麦芽、ニッキ飴、シロップたっぷりパンケーキ。余韻は短く、あっという間に辞去される。
- 総評…スペイサイドらしいメローなモルトだが、余韻がほとんどない。これくらいそっけないほうが、寝酒も切り上げやすい?
85点
@カドヤ黒門町スタンド
ラベルに蒸留所にちなんだ花や動物のイラストをあしらった「花と動物シリーズ」。
インチガワーのラベルに描かれているのは、ミヤコドリ(オイスターキャッチャー)という鳥なのだそう。
ブレンデッドスコッチのベル、ホワイトホースに使われるキーモルトで、穏和で麦芽主体の甘さに満ちています。
旧UD社(ユナイテッド・ディスティラーズ)の「フローラ&ファウナ」=花と動物シリーズは、チャーミングなエチケットラベルも特徴的ですよね。
定番品と異なる希少性、買い手に蒸留所のストーリーを想像させる特異性、(後付けだったとしても)テロワール的な土着性などが、ファンを魅了する一因なのでしょうか。
わかってないくせに、やれ「味がどう、香りがどう」なーんて言ってますが。
歴史やストーリーを探らずにいられないタチなので、花動のようなリリースのされ方には正直萌えます。
花動シリーズのボトルのお値段は、どれも6,000円超えが当たり前なので、ぼくのような零細サラリーマンの懐には現実味に欠けるんですよね。
BARで単発飲みするに限るなぁ。