パディー、りんご前面の癒やし系。

アイリッシュウイスキー「パディー」

りんごが前面の癒やし系アイリッシュブレンデッドです。
ちょうど新人研修が終わったころの新社会人、とりわけ営業畑の若い人プレゼントしたいウイスキーと思いました。

パディー(PADDY) 40%

  • 香り…弱い。りんご、カスタードクリーム、加水してレモンピール。
  • 味…薄味で甘い。アーモンドパウダー、りんごのクラフティ。(氷をグラスに入れると)バニラアイス添え。
  • 総評…スインで特徴に欠けるが、甘く優しい癒やし系。シナモンを効かせたアップルパイのような香味がうっすらと。

80点

パディーをテイスティング

自宅飲み用に700mLボトルお値段2,300円(税抜)で購入。
アイルランドのコーク郊外にあるミドルトン蒸留所で造られているアイリッシュブレンデッドです。

キャップを回した瞬間、皮を剥いたばかりの新鮮なりんごのような香りが。
それは一瞬で、あとは定番のバニラやカスタード、後半はカルダモンパウダー。
麦芽をかじったような後引きで、全体的に飲んだ感じはスッキリ。
氷や少量の加水でレモン水のようになります。

ネーミングもポップなラベルデザインも愛らしくないですか?
名称は「オールド・アイリッシュ・ウイスキー」を売りまくった旧ミドルトン蒸留所伝説の営業マン、パディー・フラハティさんに由来するとか。
「竹鶴」や「岩井」のような人名を冠する銘柄はありますけど、それらは立志伝中の人物で、異次元なんですよね。

セールスマンの名前が付くウイスキーなんて好感。
顧客の側から受け容れられたからこそ現実化したものですよね。
このパディーは個人的には新人の営業や、マーケターにプレゼントするかな。
プレミアムが付くような高価なシングルモルトは送る相手を構えさせちゃうけど、この手ごろさなら大丈夫。
なによりゲン担ぎになりますもん。

それにしても、アイリッシュウイスキーの定義って独特ですね。
モルトウイスキー、グレーンウイスキーに加えポットスチルウイスキーというカテゴリがあります。
ポットスチルウイスキーは原料の大麦麦芽(モルト)と未発芽大麦(バーレイ)が95%以上の比率。
モルトウイスキーは大麦麦芽100%、グレーンウイスキーは大麦麦芽の比率が30%以下……んー、ややこしい。

パディーはこの3種類のブレンデッドですが、比率は想像もつきません。
現在の新ミドルトン蒸留所のポットスチルウイスキーは、モルト6対バーレイ4の比率だそうで、ライ麦や小麦などのその他原料は未使用。
このバランス加減は、いったいどんなレシピなのでしょうか。

この記事を書いた人

hiroki

Webの中の人 / ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート / SMWS会員 / 訪問したBAR国内外合わせて200軒超 / 会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年) / ひとり歩き / 健全な酒活 / ブログは原則毎日更新1,000記事超(2020年1月現在)/ ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性