LGBTQしかり、夫婦別姓しかり。
これらを差別して排除するのが、現与党の本性ですよ。
言うまでもなく。
総論賛成、各論反対の典型ですな。
いちお理解があるふり、聞くふりだけはする。
ポーズだけ。
今は多様性だの、寛容な社会だの、ポリティカル・コレクトネス(=政治的・社会的に差別や偏見を認めない表現)だのと言われていますが(個人的にポリコレ至上主義は嫌い)。
表向きはそのように振る舞って、内心では鼻をつまんで押し黙る。
微笑んでいるテイで、目は笑ってなく、顔は引きつってる状態。
これだけ同性愛者への理解が進んでいるように見えても、実際はホモ呼ばわりして嘲笑する。
別姓夫婦などは当然論外で、「どうかしてる」などと揶揄する。
籍を入れたほうが楽だぞ、などとのたまう。
表立っては迎合し、内心では当てこする。
そういう人たちは、自分が理解できないもの、異質なものを排除したいだけ……なんですけどね。
本人は悪気があって「やめといたほうがいい」と言ってないけど、それは相手を思ってではなく、自分の秩序を乱されたくないから。
「出る杭を打つ」のは仕事に限った話ではなく、身の回りで目立つことをするやつが不快だから、その行動に釘を刺すわけです。
そんな人に合わせる必要はない。
現与党が選挙で受かっている背景は、「他に票を投じる政党がない」消去法というだけでなく。
多様性を一見理解したふりをして、実際は差別意識満々な有権者が多いことの裏返しでしょうね。
だからいつまでも内向きで、世界の趨勢が見えないし、見られないし、見ようともしない。
本音と建前、いかにもステロタイプな日本人っぽくて滑稽ですらあります。
人々が変わろうとしないんだから。
選挙でそんな多数派からの支持を得た人で作る政治が変わるわけがない。
いつまでもルーティンで愚行を繰り返して、そのうち滅びてしまえばいいんですよ、こんな国は。