これは美味いボウモアでした。
当然といえば当然ですが、今々のボウモアのシェリー樽とは全然別物です。
ボウモア16年 1990 シェリーカスク(Bowmore 1990 16 years old Sherry Matured) 53.8%
- 香り…強め。コーヒー、どっしりとピート、蜜蝋ワックス、カルメ焼き、チョコレート。
- 味…甘さと酸味の中間。浅煎りコーヒーとブラウンシュガー、ベリーやイチジクのスポンジケーキ。後口は微かに黒胡椒。長い余韻。
- 総評…喫茶店でケーキセットを突いているかのような、長い和み時間が楽しめる。めっちゃ芳醇、いつまでも浸っていたい。
90点
ボウモアって、個人的にはアタリハズレが大きいというか。
経験豊富ではないので、「これは!」というものに遭遇したことがないんです。
が、このボウモアは個人的には超好みでした。
ノンチル、カスクストレングスの「生のまま」ですが、きれいに削ぎ落とされて深さだけが残ったよう。
年代によって言われるパフューミーとかソーピーとかは感じず。
酸味主体のコーヒーで、側にブラウンシュガーとスポンジケーキが添えられています。
カタカナの「カフェ」ではなく、昔ながらの「喫茶店」のイメージです。
アイラ的な分かりやすいキャラが隠れているのもまた良きかな。
ひじょうに美味しかったので、本当かどうか同種の別ボトルがあれば試してウラを取りたいくらい。
また飲みたいボウモアです。
少し前にいただいて、UPし忘れていました。
どうもありがとう。