ラフロイグ18年の旧ボトル……ならぬ記念ボトルに遭遇しました。
2012年のボトルです。
ラフロイグ18年(Laphroaig 18 Year Old Queen’s Diamond Jubilee Edition) 48%
- 香り…銀ガムで包んだハーシーチョコ、焼いたパイナップル、カスタードプリン、前面ではなく背後にピート。空のグラスに線香の残り香。
- 味…焼いたサンマのワタ、バナナや焼いたパイナップル、フェンネル、タバコ、ヌテラ(ヘーゼルナッツペースト)からのカツオ出汁。
- 総評…香りだけ嗅ぐとスペイサイドっぽく、味わううちに焦げたパイナップルからのダシ汁へと途切れない。マイルドだけど変化がダイナミック。
87点
2012年の女王エリザベス2世即位60周年=ダイヤモンドジュビリーの記念ボトルです。
ひとことで、アイラなんだけどアイラっぽくない。
重厚リッチというよりは、マイルドでねっとりとした甘さの印象が強い。
一本気のピートが特徴的なラフロイグ好きな方には、やや物足りないかもしれません。
でも個人的には好み。
頭のてっぺんから足の爪先まで、細々とキャラクター豊かで、リッチコンテンツです。
最初に違和感、でも後からラフロイグの個性が滲み出てくる……そんな感じ。
なんだろう、正直アイラっぽさはあんまなく、思い出したのはラフロイグの着せ替え版「ロア」の感じ。
記憶の彼方なので、飲み比べて振り返るよりほかありませんが。
とにかく飲みやすい&とっつきやすい、それでいてタレント豊富なラフロイグでした。