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アンティクァリー12年、ストレートかカクテルで。

アンティクァリー12年

単品飲みならストレートで、あるいはカクテルの材料として実力を発揮するスコッチではないでしょうか。

アンティクァリー12年(Antiquary Aged 12 Years) 40%

  • 香り…むかしのファンタオレンジ、綿あめ、加水するとコショウかけのポップコーンはじめスパイス。
  • 味…サトウキビ、ヘーゼルナッツ、べっこう飴。後半はカルダモンが強調される。
  • 総評…ラム酒のような甘さ。水や氷を加えるとかえって雑味が目立つので、ゆっくり走るなら断然ストレート。

86点

アンティクァリー12年をテイスティング

好きなんですよ、これ。
近所の酒屋さんに置いてないのですが、新丸ビルの成城石井で見つけて自宅飲み用に買っちゃいました。
700mLボトル、お値段3,290円(税抜)。

カットグラスや、セントマグナス大聖堂の尖塔を彷彿させるボトルデザインもカッコいいブレンデッドスコッチです。
がしかし、開栓してビックリの玉付きボトルで、現在のスコッチ人気をここでも実感させられました。

銘柄名の「Antiquary」(=「好古家」の意)は、19世紀英国の文豪ウォルター・スコットの同名小説によるもの。
1857年創業のアンティクァリーのメーカー、J&Wハーディ社の創業者がスコットの大ファンで、その作品名から採用したんだとか。
モルトはクラガンモア、ベンリネス、トマーティンなどが使われているそうです。

このアンティクァリーをカクテルの「ロブロイ」のベースに使っているバーテンダーがいらっしゃって、それを見るたときは実にシブい選択、そして間違いないな、と。

控えめすぎず、主張すぎずで、単品飲みでもカクテル材料でも、使い勝手いいブレンデッドウイスキーです。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性