15年熟成のバーボンは、スコッチのような香りをまとったものでした。
バーボンらしいパワーよりも、上品さを感じさせてくれます。
エヴァンウィリアムズ15年(EVAN WILLIAMS 15 Year Old)50.5%
- 香り…バタートースト、マラスキーノチェリー、カステラ、昔ながらのカスタードプディング、くず餅。
- 味…甘さの後に苦み。若干の金属の香味、浅煎りコーヒー、杏仁豆腐、蜂蜜。長い余韻。
- 総評…香りはスコッチのような熟成と香ばしさを感じる。ビーフジャーキーのような肉系より、甘いものと合わせたほうが相性は良い。
90点
@日下部
エヴァンの15年は限定ボトルで、すでに終売。
やはり半年ぶりに伺ったBARで、残り少ないですし、と差し出されました。
いただいて良いのかなと言いつつ、せっかくなので遠慮なく。
バーボンで15年熟成であれば、もう長熟と言って差し支えないのでは。
赤みの強い琥珀色が酔いを演出してくれます。
香りを嗅いで、驚いたことにスコッチモルト、それもスペイサイドモルトだなぁというのが第一印象。
徐々にスコッチとバーボンの中庸になってきて、味わうと濃い味。
後口までエレガントで長い余韻が楽しめるバーボンです。
合わせて甘物を出してくださったのですが、カカオ多めのチョコレートでは負けてしまう。
「白い恋人」のように、めっちゃ甘いのを当てがって、やっと釣り合いが取れました。
マッチョなのだけど高圧的でない、こういうの良いよね。
エヴァンウィリアムズ12年を飲んだときの記憶も呼び起こされました。