ひとことで、軽い。
キャラクターも意外性があり、らしくないグレンファークラスです。
8年とはいえ、従来のグレンファークラスファンは困惑するんじゃないかってくらい、評価が割れそう……。
グレンファークラス8年(glenfarclas Aged 8 Years) 40%
- 香り…薄い。焦げすぎたトーストにバターと蜂蜜。菖蒲、ホワイトチョコレート、オレンジピール。
- 味…若々しい麦感の後ろにホットスパイス。ガラナ、黒胡椒がけのナッツ。
- 総評…さらっとした飲み口で、モルトよりもフルーツブランデー、リキュールを彷彿させる甘さ。
79点
自宅飲み用シングルモルトとして、700mLボトルお値段3,437円(税抜)で購入。
「グレンファークラス10年」よりも2年若いながら、数百円高い。
この8年はどうやら欧州向けらしく、テストの兼ね合いもあるのでしょうか(オフィシャルサイトのラインナップには現時点でなし)。
あえて足跡を残さないようにしているんじゃないか、と思うくらいライトボディ。
数滴加水してもオン・ザ・ロックでも、全くと言っていいほど印象が変わりません。
軽さの中にある雑味も計算づくでしょうか。
酒飲みのトレンドが(ウイスキーにおいても)軽さとはいえ、これをグレンファークラスが出したのは意外。
で、首を傾げながらテイスティングしつつ、最後に飲んだソーダ割りがジャストフィット。
ちょっと目先を変えたハイボールを飲みたい向きにお勧め。
角ハイともタリソーとも異なる、ちょっぴリッチなハイボールが楽しめること請け合いです。
グレンファークラスの8年物は、80年代流通のボトルやファミリーカスクで聞いたことがあるような。
そのときと比べると、全く異なる拵え方で造られてるんだろうけど。
8年の水平飲み、出来たらうれしいけど、かなり難しそうです。