むかしから新宿には「BERG」や「らんぶる」といった名店がそこかしこにあります。
最近は人気に拍車がかかり、行列を目撃することも珍しくありません。
で、西口で常に賑わっている喫茶店がハルク1階にある「珈琲ピース」。
散歩に疲れて、「ミルク氷珈琲」(580円)を。
ミスドでやってた企画商品を思い出しました。
グラスの底に沈んでいる粒粒の珈琲がたまりません。
席についたのは、店のいちばん奥。
人心地ついて周りを見回すと、カップルやグループ、商談中らしきネクタイ姿、老若男女問わずの一人客……。
PCを開いている人もいれば、文庫本に熱中している人、会話に花を咲かせているご婦人方。
そしてむせ返るような紫煙。
喫煙・禁煙で席も分け隔てないスモーカー天国の貴重なお店です。
タバコを休んでから10年経ちますが、喫煙全面OKの喫茶店に入ると、なぜかホッとするんですよね。
煙くてたまらんわけですが、それさえも愛おしい。
貫くことが店のスタイルであり文化であることが自然なんだな、と。
ホットケーキやサンドイッチ、ケーキなど軽食もあり。
お店のおねえさんもよく気がつくし、居心地が良いから、なかなか腰が上がらない。
「ここにある」という当たり前がいかに大事か。
いつまでも続いてほしい純喫茶です。