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モートラック12年、肉らしさよりも荒々しさ?

モートラック12年

現在流通しているモートラックは12年、16年、20年。
その12年は絞りたての柑橘ミックスジュースを飲んでるかのよう。

モートラック12年(Mortlach 12 Years Old) 43.4%

  • 香り…金属というか強いフーゼル香が真っ先に。少し置くと、洋梨、グレープフルーツ、レモンミントのような爽やか系に。
  • 味…強いアタックとアルコール感。塩コショウして炒りすぎて乾ききったナッツ、マーマレードジャム。
  • 総評…肉肉しさよりもフレッシュフルーツが満載。12年の年数よりも、若々しく荒っぽいものを感じる。

83点

@Main Malt

モートラック12年をテイスティング

モートラックといえば2.81回蒸留というワケのわからなさ、それによって生まれるミーティ=肉っぽいフレーバーが定評。
ディアジオがわりと力を入れているようで、2019年夏ごろから新オフィシャルボトルをあちこちで見かけるようになりました。
キャンベルタウンのスプリングバンクは2.5回蒸留ですが、どう違うんだろ?

で、肉っぽいとは?
その先入観をもって改めて飲んでみるとーー。
うんうん、なるほどねぇ……分からん!

この12年は肉ではなく柑橘が際立っていて、入口では熟成感よりもむしろニューポッティ。
謎は全然解けませんでしたが、加水して飲むとニュアンスが変わるのかもです。

実はこれをテイスティングしつつ、何を飲もうかとバックバーを眺め、この日はパワーズ垂直となったのでした。
うれし愉しな神戸の夜。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性