グレンファークラスというシングルモルトの名を聞いただけでワクワクのしてしまうのですが。
そのシングルカスク版「ファミリー・カスク」シリーズのひとつ、1987ヴィンテージのご相伴にあずかりました。
こんにちは、hirokiです。
今日はそのグレンファークラスについて少し。
グレンファークラス30y ファミリー・カスク1987 44.5% for サイレンスバー&信濃屋
- 香り…非常に穏やかで芳しい。リノリウムの校舎、ブドウやアサイーなど紫色のフルーツ盛り合わせ。
- 味…甘く、ビロードのように官能的な舌触り。質のいいドライフルーツ、カスタードプディング、ナッツ。
- 総評…たとえに困る美味なシングルカスク。ケの日ではなくハレの酒としてチビチビいただきたいところ。
@Bon Vivant
「ファミリー・カスク」は、オーナーのグラント家が所有する万単位の樽の中から1954年~2003年の単一樽(シングルカスク)を選定したシングルヴィンテージのシリーズです。
こちらは前の記事のウイスキー講座で、サプライズとして講師の根本さんが出してくださり、「渋みが全くない」と大絶賛する人もいたボトルです。
個人的にも驚くほど穏やかな入口で「こういうものか」と一瞬拍子抜け(もちろん良い意味で)
ですが、身構えて一舐め、ふた舐めし……上質のシーツにくるまっているかのような心地に見舞われました。
香川・丸亀市にあるモルトバー「サイレンスバー」さんの30周年記念ボトル。
このグレンファークラスをちょいと舐めるだけでも、愛好家が一度は行きたいというバーという憧憬になるのは必定ですね。
こういうウイスキーを瓶詰めできる信濃屋もサイレンスバーはエクセレントだなぁ、と嘆息するしかありません。
それにしても、今さらながら日本のバー文化がすごいと思うのは、日本各地47都道府県どこでも、すてきなバーがあること。
酒文化の長い英米だってこうは行かないもんねぇ。