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スリーリバーズの「ザ・バニラ」、三者三様のバニラ味。

スリーリバーズの「ザ・バニラ」

ハードリカー商社のスリーリバーズが手がけたシングルモルト「ザ・バニラ」シリーズ3種を飲み比べてみました。

グレンマレイ 2007 10年(GLEN MORAY 2007 Aged 10 Years ”Three Rivers original The Vanilla”) 55.4%

  • 香り…ハチミツ、ショートケーキ、レモン、アーモンドキャラメルなど軽い甘さが代わる代わる。
  • 味…ライトボディ。ホットケーキ、喫茶店のチーズケーキ。
  • 総評…3種で最もライトテイスト。海辺でのバカンス昼日中に飲みたい。

グレンマレイ 2007 10年

グレンマレイ 2007 12年(GLEN MORAY 2007 Aged 12 Years ”Three Rivers original The Vanilla”) 57.3%

  • 香り…練り消し、カップのラクトアイス、コーヒーキャンディ。
  • 味…かなりクリーミー。ジンジャーミルク、ナッツやほのかなアマレット。
  • 総評…ややケミカルな印象。だが慣れてくると冷蔵ケースに入ったバニラアイスクリーム。

グレンマレイ 2007 12年

トーモア 2011 9年(TORMORE 2011 Aged 9 Years ”Three Rivers original The Vanilla”)64.2%

  • 香り…入口はソフトクリームコーン。紫の花が添えられた食卓のアプリコットデニッシュ、キャラメル。
  • 味…カスタードプリン、チョコレートケーキ、明治チェルシー。後口はチクチクした渋み。
  • 総評…目を離して焼きすぎたパンケーキやカルメ焼の感、それが良い味を醸し出す。

トーモア 2011 9年

@新田バー

なんせバニラ大好きゆえ、ウイスキーもバーボン樽系が好物。
アイスクリームをペロッと舐める女性のイラストが、イエローの地色に映えるラベルにも引かれて指名しました。
せっかくなのでシリーズ3種すべてを飲み比べ。

結論から言えば、これら3種のバニラのインパクトは主張しすぎず控えめすぎずで中庸。
いちばん最初に飲んだグレンマレイ10年は3種の中で最も軽いタッチ、反対にいちばん若いトーモア9年がリッチコンテンツでした。

シングルモルトでバニラの代名詞的存在といえば、個人的にはブルトニーとかグレンモーレンジとかですが。
最新状況としてはグレンマレイが推されている印象。
グレンマレイはラインナップ豊富なので、それらを別途買ってみます。

大阪の北新地にある新田バーさん(初訪問)での締めくくりには、サマローリのグレントファースを。
でもすっかり酔っぱらってしまい、テイスティングどころではなく……これは次回の宿題ってことで。

サマローリのグレントファース

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性