毎年暮れになると思い起こすのが、かつて飲み会で幹事をよく求められた件。
4〜5人のグループ飲みから、20〜30人ほどの宴会まで、よく「盛り上げてほしい」みたいなことを言われ、気がつけば幹事役をやらされていることがありました。
今はもうなくなったけど。
何をしろって幹事ですから、要するに企画を立て、店を決め、さらには場を盛大にせよ、というわけ。
少しでもぼくのことを知る人には、ぼくがいかに宴会部長的な役割にはほど遠く、狭い了見の人間であるか認識されているので、そういう無理無体を振られることはまずない。
ですが、分からない人は単なる酒好きな側面だけを見て、「頼みますよ!」などと言ってくる。
表向き外ヅラはよく、お酒もよく飲むから仕方ないけど、全く向いてないんだよ。
この手の「依頼」をしてくる人には、もっと深くリサーチしろと言いたい。
見た目や伝聞だけで判断せず、相手と少なくとも複数回飲みに行ったうえで、適性を見極めてほしい。
無理やり振らなくても、やりたがる人っているもんよ。
鍋奉行や焼肉奉行がいるように。
ちなみに、ぼくが思う幹事に向いている人とは……
- コントローラータイプの人(なんでも自分の意のままにしたい)
- 自慢しいの人、承認欲求高めの人(お店や料理選びのセンスを認めてもらいたい)
- 適応力とコミュ力のある人(人数変更や限られた条件で最大限の効果を出せる、臨機応変に対応できる、店と細部まで粘り強く打ち合わせられる)
こんなところかな。
ワイワイやっているのが好きそうでも、実は一人が好きという人はザラにいる。
ふだんは物静かでもアルコールでスイッチが入って、はっちゃける人もいる。
ほんと見た目ではないのです。
もちろん見た目通りの人もいるけど、表層的でしか人を見ないと失敗しますよ。