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酒とスープが一体のブル・ショット、冬はホットが心地いい。

ブル・ショットカクテル

席につくなりスープを出してくれるBARがあります。
これからの肝臓への労りを兼ねた、そういう演出が個人的には大好きなんです。
ぼく自身は飲んで帰宅してから、カップにコンソメを放り込んで湯を注いでシメにする、なんてこともあります。

でも酒とこのスープの柔み、旨味を一体にしたカクテルがあったら手っ取り早いと思いません?
そんな異色のカクテルが「ブル・ショット」というヤツです。

レシピは『シューマンズバーブック』より引用する。

ブル・ショット(BULL SHOT)

  • ウオッカ 50ml
  • ビーフ・ブイヨン 10ml

小型ハイボール・グラスで冷えたビーフ・ブイヨンとウオッカをステアする。
(ブイヨンをつくるにはセロリをたっぷり使うが調理中によく味見をすること。調理後に味見をしても、それは手遅れだ。)
『シューマンズバーブック』(河出書房新社) チャールズ・シューマン著 ギュンター・マッタイ画 福西英三監訳 松本みどり訳

1953年、デトロイトのレストラン「コーカス・クラブ」の経営者が創案したといわれるカクテルです。
カクテルブックによっては、シェーカーを使ってのシェイクや、塩やウスターソース、タバスコなどを使ってタンブラーに注ぐビルド版もあります。

しかし、個人的に最もしっくり来るのが温かいスタイル。
上写真がそれで、まさにスープとしていただくもの。
最初の1杯でも、中盤の箸休めにしても、もちろんシメにしてもOK。
これは寒い冬にキューッといって、ポッと芯が灯るやつです。

余談ながら、店主に「コンソメだよね?」と言ってしまいましたが、違いますな(恥)。
ブイヨンは「出汁」であり、コンソメはブイヨンをさらに味付けしたもの。
上記レシピにある通り、手間がかかるものなのです。

家で自分が作るのであれば、コンソメでブル・ショットもどきだな。

@燐光

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hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性