「北の巨人」ことハイランドパークの樽出ししシリーズの第2弾。
カスクストレングス表記ながら、ショットで飲むかぎりは、刺激よりも滋味深さに満ちたものでした。
ハイランドパーク カスクストレングス(Highland Park Cask Strength Release #2) 63.9%
- 香り…キャラメル前面から徐々に剥きたての麦芽っぽさ。春の花、カスタードクリーム、ステーキとワサビ醤油。
- 味…入口は瞬間的にヘヴィだが、あとは品行方正に、ガトーショコラ、ピスタチオ、奥のほうに辛み。余韻は長短。
- 総評…典型的なハイランドパークとは一線を画す出来。猛々しさではなく、フワッとした甘さ、辛さの天秤具合が絶妙。
83点
@長谷川
ヨーロピアンオークとアメリカンホワイトオークのシェリー樽熟成の原酒に加え、バーボン樽熟成の原酒を混和したボトリング。
真の意味での「カスクストレングス」に近い、微細なチューニングをしたうえでリリースしているのが窺えます。
度数の強さに目を奪われそうですが、それは目をつぶって香味をかしみめるべし。