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BARの営業時間についての短い考察。

BARの営業時間

またもや「まん延防止」というくだらない措置で、トンネルに突入ですね。
ぼくが伺っているBAR界隈は、体感として休業・時短6割、通常営業続行3割、曖昧営業1割といった印象。
で、時短営業に移した敬愛するオーナーバーテンダーと喋ってて、なるほどと思ったことを書きますと。

  • みんな同じように開けて、同じように閉めている=BARは軒並み、ほとんど一律で夕方営業開始〜20時LO、21時閉店
  • なぜそのようにしているか聞くと「皆がそうしているから」。つまり自分の考えではない
  • ビジネスとして考えた場合、右へ倣えだけではダメで、ヨソが考えないことをしなければ進歩はないし、業界の活性化にもならない

そうなんですよね、確かにみんな一緒。
規制されているから、従わなきゃ後ろ指刺されるから、開けても儲からないから。
消極的にならざるを得ないのは無理ないわけで、呑み助のぼくもそれくらい理解できます。

最初では一律で良かったかもしれないが、コロナ禍になってから2年、酒場も独自路線に踏み出すタイミングなのでしょうね。
ぼくの知っている店は、ユニークなBARが多くて、下記のような感じに分かれています。

  • 完全休業(老舗。うちは時短で開けても来ないから、とママが断言するような店)
  • 通常営業(ドミナントで展開しているグループで、一部休業して「選択と集中」を図る)
  • 時短営業
  • 曖昧営業(常連さんだけLINEなどで交流)

通常&時短のなかには、フレキシブルに営業を変えている店があります。

  • 従来の週1休から週2休に移行
  • 従業員をシフト制で週2休にする
  • 平日2日休みにして、代わりに土日に開ける
  • 深夜開ける、日中開ける
  • 店主の都合次第

こんな感じで、実にさまざま。
たたでさえブラックといわれるお酒業界のプロの働き方に一石を投じることとなったのは、コロナ禍の数少ない利点です。
ちなみに冒頭のオーナーバーテンダーは、コロナ前から夕方営業開始とか、正月に開けるとかを独立後にしていて、こういう人の言説は迫力があります。

個人的には、

昼前=午前11時くらいから飲めるBAR

があるとうれしい。
開店時刻が早い分、日没と同時に閉めるとかね。
BARってどんなに早い店でも14時・15時開店だから、早い時間にジントニックでも……ってのが難しい。
どなたか、ぜひ。

この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性