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ティーリング シングルグレーン:カベルネ樽熟成が生む、予想外の甘い驚き。

ティーリング シングルグレーン カベルネ・ソーヴィニヨンカスク

最初はグレーンウイスキーの予想を超える、めちゃ甘な舌触りに驚かされます。
がしかし、慣れてくるといつしか心地いい甘みに。
ロックで飲むと砂糖入りの麦茶、アイスクリームのシュガーコーンが際立ちます。

ティーリング シングルグレーン カベルネソーヴィニヨン・カスク(Teeling Whiskey Single Grain) 46%

  • 香り…微かに草っぽい。いちごジャム、黄桃の缶詰、バターたっぷりのホットケーキ、バターコーン。薄めたラズベリー。
  • 味…ホワイトチョコレート、バニラウエハース、焦がした大福、コーヒークリームとブラウンシュガー。後口は短く、そっけない。
  • 総評…一瞬バーボンのような印象を受けますが、独特の甘さとフルーティさが前面に。氷を入れて飲むと砂糖感がマシマシ。

81点

@カドヤ黒門町スタンド

ティーリング シングルグレーン カベルネ・ソーヴィニヨンカスクをテイスティング

ティーリングのルーツと、カベルネ・ソーヴィニヨンのスペック

アイルランドの首都ダブリンに本拠を構えるティーリング蒸溜所。
もともとクーリー蒸留所の原酒を使用するインディペンデント・ボトラーでしたが、2015年に自社の蒸留所を設立し、生産を開始。
現在ポットスチルウイスキーとモルトウイスキーの2種類を生産しています。

原料の多くをトウモロコシが占めているようで、アイリッシュというよりもバーボンみを感じさせる香味です。
この「シングルグレーン」は、カリフォルニア産赤ワインのカベルネ・ソーヴィニヨン樽で熟成。
ワイン樽の使用が影響しているせいか、原酒の甘さがよりいっそう引き立った格好になっています。

2019年には「World Whiskies Awards」でベスト・アイリッシュグレーンを獲得しているとのことで、たしかに特異なグレーンウイスキーと言えるかもしれません。

まとめ

「ティーリング シングルグレーン カベルネ・ソーヴィニョンカスクは」のフレーバーは、甘さに寄っているがゆえ、好みが分かれそう。
とはいえ、継続して飲むとくせになる甘さで、どこか懐かしい砂糖菓子の興趣があります。
普段と違ったウイスキーで気分転換するには最適で、新しい発見となること間違いなし。ぜひおためしを。

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この記事を書いた人

hiroki「酒と共感の日々」

hiroki

Webの中の人|ウイスキー文化研究所(JWRC)認定ウイスキーエキスパート|SMWS会員|訪問したBAR国内外合わせて200軒超|会員制ドリンクアプリ「HIDEOUT CLUB」でBAR訪問記連載(2018年)|ひとり歩き|健全な酒活|ブログは不定期更新2,000記事超(2022年11月現在)|ストレングスファインダーTOP5:共感性・原点思考・慎重さ・調和性・公平性