日本有数の繁華街であり一大観光名所でもある難波は、見どころにコト欠きません。
が、もし散歩の最中にひと息入れたくなったら、「純喫茶アメリカン」がおすすめです。
1946年(昭和21年)の創業当時は、今の場所(千日前商店街沿い)にはなく、幾度かの改装を経て今のしつらいに。
入口を入ると左手に瀟洒な螺旋階段、右手のレジとケーキの並ぶショーケースの上には前衛的な照明が。
1階の空いているテーブル席に腰掛けて(2階には通していない様子)ホットケーキとコーヒーを注文して、あらためて店内を見回すと。
曲線がうねる木の壁に埋め込まれたステンドグラス、天井にはモダンな照明、壁際には生花(白ユリ)がテーブルごとに植えてあります。
店内奥の厨房にはコックさん、その厨房を背にして客席側にスタッフが立って待機して、客の注文や飲食物を運ぶたびにテキパキ。
黒を基調としたスタッフの制服も凛としていて、おもてなしの中に「ちゃんとした」趣があるのですよ。
あいにく店内は撮影禁止ですが、下記リンクのお店のWebサイトで、どんな感じかイメージできるはず。
ここでは外観写真とホットケーキの写真だけ載せておきます。
感心したのはホットケーキに最初から切れ目が入っていたこと。
こういう細やかな気遣いがポイント高いんですよ。
ぼくは東京に住んでいて頻繁に来られないので、コーヒーくらいではちょっともったいなかった。
今度はおなかを空かせて、名物のスパゲティやピラフなんかをいただくつもり。