東京・銀座、数寄屋橋交差点のソニービルで開催されていた「It’s a Sony展」。今年2017年4月にビルが取り壊されてしまうそうで、これまでの製品の歴史をたどる、いわば回顧展が開かれました。
昨秋に見に行っていたのですが、シェアするタイミングを失してしまったので、備忘録的に触れておきます。
結論から言うと「ソニー、いいプロダクト出してたじゃん!」と。1950年代、トランジスタラジオで海外へ。80年代の重厚長大→軽薄短小の先駆けとなったウォークマンの発売から、ビデオのBetamax、パソコンのVAIO、ロボットのAIBOまで、世間を賑わせてくれたものです。展覧会はこれらを古い→新しい順に、時系列に追っていくものでした。
むかしむかし、まだ幼かったころ。カタログショッピングのディノスに載っていたウォークマンのあまりのかっこよさに衝撃を受け、親に買ってもらった最初期のモデルも展示してありました。懐かしいーー。
ぼくはスマホこそiPhoneにしてしまったけど、通勤や移動の際は今でもウォークマンです。
正直ソニーの製品は何度買い換えたかわからないくらい、物持ちが短かった。ここ最近ようやく見かけるようになったワイヤレスステレオも、たしか高校生のときにウォークマンが真っ先に出したのです。それに飛びついてはまた次へ…。そんなことの繰り返しでした。
ぼくが飽きっぽく、扱いも雑だったのかもしれませんが。次々にラインナップを更新できるチャレンジ精神と、それを許せる余裕が、当時のソニーにはあったと思う。
正念場が続いているけど、ウォークマンの事業売却なんてことはやめてほしい。まさかが現実に起きるのが当たり前の時代なので、恐れているんだよね。こんな記録が笑い話になるような復活劇、まだ信じてる自分がいます。