めっちゃ飲みやすく、それでいてスカスカでもない。
出会いの印象は薄くても後からジワジワくる、そんなアイリッシュです。
バスカー(BUSKER) 40%
- 香り…神社の屋台の水飴。りんご飴、洋梨、桜桃、カスタードクリーム。
- 味…軽めのボディだが、やや粘り気。皮をむきたてのりんご、缶詰のフルーツとシリアル。後半にミント。
- 総評…軽く飲みやすい。それでいてシャイなコンテンツの集まりで、要素を拾う楽しみが。ウイスキー未開拓の若い人に飲んでほしいな。
86点
@LEAP BAR
アイルランド南東部カーロウ州で2016年にオープンしたロイヤルオーク蒸留所によるブレンデッドです。
すべて自社製のモルトウイスキー、ポットスチルウイスキー、グレーンウイスキーを混ぜ合わせた、いわばシングルブレンデッドアイリッシュ。
しかも樽はバーボン、シェリーに加えイタリア産マルサラワインという、まさに大道芸人(バスカー)のようなことをやってのけてます。
だからなに?というと、ピートやフローラルのような大きく香味を引っ張る要素はないんだけど、小粒な要素が現れては消え……といった感じ。
ボディ自体は軽くても、アイテムを探す楽しさが溢れているから面白い。
BARで最近急に目立っていて、これがキそうな予感がします。
ハイボールやロックでも、いろいろと飲み比べたい。