キナの樹皮は本来トニックウォーターの原材料のひとつですが、日本のそれは香料がキナの代用にされていたりします。
先日ウイスキーとは異なるものを飲みたくなって、キナを単体で飲んでみました。
これ、まるで薄茶ですな。そしてうまい。
いただいたのはキナ・クレメンティという、イタリア製のリキュール。
キナリキュールは薬草系・ハーブ系リキュールのひとつで、クレメンティ社のほかベルモットでもおなじみマルティーニ社製があります。
しっかし酒屋さんでは見かけません。
このキナ、ロックでいただいてちょうどいい。
トロッとした飲み口は抹茶を彷彿とさせるものが。
苦いどころかむしろ適度な甘みがあって、ゆるゆると癒されます。
リキュールは極端に甘いか、苦いか、そしてクセがあるかに振り幅があるものですが。
キナ・クレメンティは食前にも食後にもいい塩梅。
この日4杯目に頼んで、いい締めくくりになりました。