独り、飲む。ぼくのたいていのシチュエーションです。貴重な自由時間、あれこれオーダーを迷うもよし、お気に入りだけに集中するもよし。どちらにせよ、集中したいのです。
で、その「最初の一杯」は、少しだけ迷います。喉を潤したいし、いきなりお気に入りに飛び込みたい性急な気持ちもあるし。その両方を満たす入口はこちら。
ブランデージンジャー
ブランデー×ジンジャーエール。最近、一杯目はこればっかりです。シンプルイズベスト。
ぼくは辛口のジンジャーエールで作ってもらいます。飲み口すっきり、ブランデーの甘さとジンジャーエールの爽やかさが調和します。1日を反芻しつつ、気分がオフにギアチェンジする瞬間です。
目下のお供のブランデーは「サンヴィヴァンXO」です。アルマニャックはコニャックと比べ、ランクが上のXOでも価格が手ごろ。それでいて、味はコニャックに負けず劣らず。お得感ありありです。
写真では上が切れていますが、サンヴィヴァンはボトルの首がナナメに伸びています。中世の手吹きの瓶をイメージしてるとか。斜に構えたデザインがちょっと気取った体で、これも悪くないのです。
飲み方は、レモンを加えてブランデーバックとしてもいいでしょう。ぼくはとにかく早く飲みたいので、端折ってしまいますが。
以前は「最初の一杯」に、ラスティネイル、ゴッドファーザー、マンハッタンなどのウイスキーベースのカクテルを選んでいました。ブランデージンジャーはこれらに引けを取らないビルドのカクテルですね。素材のブランデーが美味しければ、当たり前なのですけど。
「とりあえずビール」は遠ざかる一方。当面、入口に変化はなさそうです。