突き抜けたものはないけど、飲み手が思わず注意深くなる複雑なコンテンツがあります。
ウイスキーエージェンシー リンクウッド30年 1984(THE WHISKY AGENCY Linkwood 1984-2014 30y) 49.2%
- 香り…繊細。蜂蜜、青いバナナ、シナモンをきかせたアップルパイ、瞬間的にアロエベラ。
- 味…オイリーな舌ざわり。黒蜜、カカオ多めのミルクチョコレート、ごくわずかにヘーゼルナッツ、ショートケーキの脇にアプリコットティー。
- 総評…飲み手が注意深くなる複雑な香味、トロッとした飲み口。甘さだけでなく適度な渋みも。
86点
@Unkempt
リフィルホグスヘッドの30年物。
このリンクウッドは長い熟成を経て「甘い水」のように変化したウイスキーとは真逆で、甘さと渋さ、言い表し難いコンテンツが輪廻していました。
なんでしょう、今でもたまーにいただけるオールドボトルとも、30年という数値上の熟成感とも異なる「今っぽさ」も感じたんですよね。
これより前の、70年代以前のモルトと垂直比較したいと思いましたが、ないものねだりというやつで。