そんなわけないわけで。
自宅でマネしようにも、うまく作れたためしがない。
不思議でもなんでもないけど、ちゃんと作ってもらったカクテルは、うまい。
「ちゃんと作る」の根拠は、技術がしっかりしているのは言うまでもなく(というか、最も大切)、でもそれだけではない。
- ベースの酒が自分に合っている(好みをきいてくれる)
- 当方の様子をみて分量をカスタマイズしてくれる
- ササっと出してくれる
上の3番目などは、スターターのカクテルだけに、特にそう。
で、1杯目はたいがいビルドイングラス(ジントニックやジンリッキー、ハイボールあたり)をお願いするんだけど、この定番中の定番であり、レシピがシンプルなロングドリンクにこそ差を感じるのよ。
うまいかまずいかではなく、
「美味しい」か、「めっちゃ美味しい」か
なのです。
ジンリッキーで後者に遭遇すると、「これは!」とニンマリし、一気飲みっぽくなってしまい、落ち着いて飲むために「おかわり」となる。
単純なものほど真似しづらく、そして奥が深いものなんじゃね? としみじみ感じる秋の夜長。